2017年11月25日土曜日

爪に血をしたたらせているか

フランス語勉強の底から這い上がり、最近は、気を取り直してまた機嫌よく(?)勉強しています。

最近読んだ本
花森安治のちいさな絵と言葉集 美しいものを
から



好きなほうへ歩いてゆけば、いつでも、向こうから、
さっと大きな扉がひらき、
歩いてゆく道にはバラの花が敷かれ、
さんさんと日の光はふりそそぐ、
などとおもったら、ひどい目にあうだろう。
世界は、あたなの前に、
重くて冷たい扉をぴったりと閉めている。
それを開けるには、
じぶんの手で、爪に血をしたたらせて、
こじあけるより仕方ないのである。



優しい言葉集の中にも戦前、戦後を生きた作者の厳しい言葉が書かれています。


もこすけは、これをフランス語のあてはめました^^。

フランス語勉強、、、時には先生、友人が手を差し伸べてくれるでしょう。
一瞬、明るい道がひらけた、と思う瞬間もあるでしょう。
でも、自分の頭、体に叩き込んで覚えるという過程は孤独な苦しみの連続です。

助けてくれるみなさんに感謝するのは当然のこと。


その先に、爪に血をしたたらせて、扉をこじあける覚悟があるかどうか。
真のフランス語道はこの辺にあると感じます。

日本のど日常に囲まれ、日々孤独に勉強しているみんな。
時に鼻水をたらして泣き、また立ち上がり、、、

フランス語はどこかでみんなでワイワイ楽しく勉強するものではない。
真の勉強は重く冷たいフランス語の扉を自分で、爪から血を流して開ける孤独な戦いであると思うのです。



えへ^^


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