2016年4月17日日曜日

久しぶりの吉田兼好

もこすけ、ありがたいことに、時々フランス語で会話をする機会があります。

一人、家でひっそり勉強するのが好きなもこすけですが、最近は学校に行き始めたり、フランス語で会話をする機会があったり・・と、引きこもってばかりも入られません。

モグラが日の光を浴びるとびっくりするように、もこすけも外界に出ることがとても苦手です。
でも、フランス語の上達のためには苦手も克服しなくては・。



久しぶりにまた吉田兼好の名言。


吉田兼好 徒然草 第百五十段

<現代語訳>
芸能を身につけようとする人は,『良くできないような時期には、なまじっか人に知られまい。内々で、よく習得してから、人前に出て行くようなことこそ、誠に奥ゆかしいことだろう」といつも言うようであるが、このように言う人は、一芸も習得することはできない。まだまったく未熟なうちから、上手の中にまじって、けなされても笑われても恥ずかしいと思わずに、平然と押しとおして稽古に励む人は、生まれついてその天分がなくても、稽古の道にとどこおらず、勝手気ままにしないで、年月を過ごせば、芸は達者であっても芸道に励まない人よりは、最後には上手と言われる芸位に達して、人望も十分にそなわり、人に認められて、比類のない名声を得ることである。

世に第一流といわれる一芸の達人といっても、始めは下手だという噂もあり、ひどい欠点もあったものである。けれども、その人が、芸道の規律を正しく守り、これを重視して、気ままにふるまうことがなければ、一世の模範となり、万人の師匠となることは、どの道でも、かわりのあるはずがない。





時々、エベレストを見て登れない・ととても悲しい気持ちになる。
めそめそしていても、時間の無駄だ。

平然と押し通して稽古に励まねば。(平然と押し通せる力が欲しい・)
生まれつき、耳が悪くても、フランス語の才能がなくても、あきらめずに年月を過ごそう。

泣いている場合ではない。






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