もこすけが、昔から好きな本があります。
ミヒャエル・エンデ作 モモ (岩波少年文庫)
その中の一部分、時々思い出します。
ベッポじいさんは無口な掃除夫です。
じっくり丁寧に着実に仕事をするおじいさんです。
おじいさんはモモに語りかけます。
『とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おっそろしくて長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。』
『そこでせかせか働きだす。どんどんスピードをあげて行く。ときどき目をあげてみるんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。だからもっとすごいいきおいで働きまくる。心配でたまらないんだ。そうしてしまいに息がきれて、動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方は、いかんのだ。』
『いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。』
『するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。』
『ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路が全部おわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれていない。』
『これがだいじなんだ。』
ベッポじいさんの” 道路 ”=もこすけの” フランス語 ”
高い目標を持つことは大切なのはもちろんですが、あせらず、あわてず、” 次の一歩 ”を大切にしていきたいと思います。
(とはいえ、春の仏検まで、あと1ヶ月!。げっ・・・。)
にほんブログ村
良い言葉だね〜!
返信削除月曜の朝からじ〜んときたよ。
モコスケの原点をみた思いがする。
返信削除そうかも。原点かも。
削除中学生?高校生?の頃から、病み始めると”モモ”を読む習性がある。
ベッポじいさんファン♡
もこすけさん、ベッポじいさんの素敵な言葉を書いてくださってありがとうございます。
返信削除私も見習いたいと思います~。とっても感動しました!
シシィさん、いつもありがとうございます。
削除焦りは、禁物ですね〜。